英語は競争の道具ではない。
いろいろと思うことあって投稿しようと思い、書いては消し、書いては消しを繰り返し、気づいたら2週間ほど経っておりました。反省。
最近スタバやティム・ホートンズ、図書館などで名前を聞かれるのですが、"Iku"と答えると必ず"How do you spell it?"とか、"spelling?"などと聞かれ、"I-K-U"と説明するのですが、そのつづりを見て私を呼ぶ別の人が漏れなく"アイク"と呼んでくださるので、English nameの使用を検討中です。
便宜上ね。
だって、スタバとかティム・ホートンズで名前聞かれる時って、忙しくてオーダーがいっぱいな時なんですよ。
そんな時に店員さんも綴りでモタモタしたくないだろうし、こっちも気を遣う。(日本人でしょうー笑)
ところで日本でもあまり正しく読み書きしていただけないのが、私の名前。
「郁」と書いて「いく」と読みます。一文字です。
よくある間違いは省略しますが(笑)
兎にも角にもわたくし、「いく」です。よろしくどうぞ。
English Nameは、「いく」を逆さから読んだ"風"な Quinn(クイン)にしようかと思っています。(Gleeファンの方怒らないでね♡)
さて、突然ですが、
英語って、ただのツールなんですよね。
そして、一見して上手い下手を簡単に区別できそうなものなのですが、本当に区別できるのか、というとそうではありません。
なので、
「英語は競争の道具ではない」
と考えています。
具体的に申し上げますと、
"何を基準に上手い下手を判断するのか?"
が問題であります。
英検の取得級ですか?
TOEICのスコアですか?
TOEFLのスコアですか?
IELTSのスコアですか?
英語を使う仕事に就いているか否かですか?
英語の先生をしているかどうかですか?
通りすがりの外国人に道案内できるかどうかですか?
海外在住経験ですか?
海外旅行の経験ですか?
聞いていてネイティブとわからない程度のスピーキング力ですか?
英語の学習年数ですか?
発音の完璧さですか?
それとも文法の完璧さですか?
英字新聞が読めるかどうかですか?
洋書を愛読しているか否かですか?
洋画を観ている時に、「今なんて言ったの?」とか、「今の英語はどういう意味?」と聞いたときにスラスラ答えられるかですか?
SNSの"ともだち"欄に日本人以外の人がいる場合ですか?
いかがでしょう。とりあえずぱっと思いつくだけ列挙してみました。
英語、できそうですよね。(笑)
でも、それって本当に上手い下手判断できますか?
というか、上手い下手って何ですか?
この上手い下手の基準というのは、個人に依るところが非常に大きいと思います。
いや寧ろこれしかないのではないかというくらい。
それを無理やり目に見えるようにしたものが、英検やTOEIC, TOEFL等の試験だと思います。
例えば、
「なんの支障もなく会話できているつもりだったけど、客観的に自分の英語を聞くと日本人訛りが気になる…」
というAさんからすれば、
「まったく日本人訛りを感じさせずに英語を話す」Bさん
は"自分より"上手く感じるかもしれません。
「意思疎通は図れるけれど、今一歩言いたい事が100%表現しきれていない気がする…」
と悩んでいるCさんからすれば、上の
「なんの支障もなく会話できているつもり―」
のAさんが"自分より"上手く感じる可能性があります。
そんなBさん→Aさん→Cさんの順(に見える)ですが、もしかするとTOEICのスコアはCさん→Aさん→Bさんの可能性もあるのです。
そして、そんなAさん、Bさん、Cさんをものすごく英語ができる人と崇める、Dさんは英検1級保持者ですがスピーキングがコンプレックス。
そんなDさんをみて、英検1級持っているのにコンプレックスなんて言ってるなんて嫌味にしか聞こえないー!と言っている英検1級に3回連続で落ちているEさん。
英検1級受けようと思えるってだけですごいよー私なんかTOEIC800点どまりでさぁ―。と落ち込むFさん。
そんなFさんをみて、800点で何言ってるんだよ、私なんか600点なのに…もういや…と落ち込むGさん。
わー!!キリがない!!
そんな横でHさんは、TOEICとか英検とか難しすぎて受ける気ないわー!文法とか苦手―!カタカナ英語だし、文法もデタラメだろうけど会話になってるよ?
なんか、他人と比べるの無駄な気がしてきませんか?
自分の英語がほかの誰かと比べて優れている、劣っているからって、なにかいいこと、悪いことありますか?
受験などで、点数の高低で今後の人生大きく変わるんだ!という状況でしたらわかりますし、私も経験がありますが、発音や伝わりやすさが選考基準となるスピーチコンテストなどでは多少上の状況とは異なってくるとは思いますが、
そうではない状況において英語を勉強している主に大学生、社会人のみなさん、他人と競う必要ありますか?
ともすると、承認欲求などが働いて、少しでも多くの人に認めてほしい、すごいと思われたいと思っている方もいらっしゃるかと思います。
否定はしません。むしろよくわかります。
が、お気づきでしたか?
認めてくれる、すごいと言ってくれる人たちのほとんどは、「英語苦手だー」「英検とか受けたことないし、よくわからないけどなんか2級とかすごそうだ」と思っている人達なのです。
もしくは、「すごいねー」とか言いながら腹の内では「なんでこいつが私より上の級持ってるんだよ、抜いてやる」とか思っていたり、
「え、2級で英語できるとか言っちゃだめでしょ」とか思っていたりするかもしれないのです。
それでうれしいですか?
それで満足できますか?
それでうれしいなら、満足できるなら良いでしょう。
でもそれって、純粋に英語を学びたいのとは違いますよね。
誰かより優れたものが欲しかった、その手段が英語だっただけ。
そうじゃない!英語を純粋に英語を学びたいんだ!上達したいんだ!というのであれば、遅かれ早かれお気づきになると思います。
比べる基準は自分の中にしかなく、敵は自分の中にしかいないのです。
ほかの人がどんなに上達しようが、あなたがこれまで身に着けた知識が脅かされる訳ではないのです。
逆にほかの人がどんなに上達しなかろうが、じっと何もせずにあなたが上達するわけではないのです。
相対的には優劣をつけようと思えばつけられるかもしれない。
でもそれで満足ですか?
きっと心から満足するときって、
「自分が定めた目標を達成した時」
だけだと思います。
何でもよいです。
「洋楽を上手に歌えるようになりたい」
「発音が完璧な(完璧がなにかも具体的にわかっているとより良いですよね)英語の先生になりたい」
「TOEIC 850点を応募条件にしているあの企業に入りたい。」
「TOEFL iBT 100点をとって海外の大学院に行きたい。」
「英語ができる看護師になって、国境なき医師団で働きたい」
どれもワクワクするような目標だと思います。
是非、その目標を叶えることに全精力を注いでいただきたい。
繰り返しになりますが、誰かと比べたからといって、その目標が叶う訳ではないのです。
だんだんお願い口調になってきたのは、自分が最近その競争相手にされて若干うんざりしているからでもあったりなかったり…(笑)
長々偉そうに書きましたが、あまりうまくまとめられていない気がします…そして、私がこれまで英語を勉強してきた中で様々な方にアドバイスやご意見をいただき、そこから導きだした答えでもあるので、受け売りのようなところもあるかもしれません。(一応咀嚼しています)中には「え、それ今更言っているの?」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、どうか、寛大な目で見てやってください。
さて、ここまで英語英語で書いてきましたが、何も英語に限った事ではないですよね。
敵は己の中にしかいません。
敵を味方につけながら、楽しくやっていきたい今日この頃です。
こちらは本日のお供…36gで2.49CNDとか高すぎる!!(笑)