Ma vie avec l'anglais

主に英語・英語学習を中心に、日常的に思うことやこれまでをつらつらと書くところ。

英語学習に必要なものってなんだろう

投稿していない間、いろんなことがありました。いろんな人に会いました。

人の優しさに触れたり、努力する仲間に触発されたり、話を聞いてくれる友人に思いっきり寄りかかってみたり、その一方で人の卑しさに触れたり、対抗心むき出しにされて辟易してみたり…

 

そんな一つ一つの経験がきっと自分を成長させてくれるでしょう、と自分に言い聞かせている毎日ですが、やっぱりネガティブな感情よりポジティブな感情を持ちながら生活する方が楽しいよね、とも思います。

 

さて。

よくよく耳にするのが、「(ワーホリで)海外生活をしても英語力は上がらない。」問題。日本にいるときもよく耳にしていました。そしてそれが若干の不安要素でした。

渡航費用だけでも数十万円をかけて1年間日本でのキャリアに穴を空け、英語力が上がらなかったら、とんでもなく無駄ではないのか。なんてご質問もあったりなかったり(笑)

個人的には日本のキャリアには全く関心がないのと、不安はもちろんありましたが、手段はなんであれ英語力あげてやる!ワーホリだから英語上達しなかったんだね、なんて言わせない!これまで勉強してきた分で通用しなければ、さらに勉強するか、あきらめるのか、その時考えよう。と思っていました。

 

結果、渡航から4か月経ち、未だ自分の英語力が伸びたかと問われれば明確に回答はできませんが、生活のすべてを英語でするに支障はないので、とりあえず、とりあえず。目標の英語力には遥か及びませんが、長い目で見ます。

英語力って、単語力、文法力、会話力、リスニング力、いろいろなものを総合していますが、「慣れ」も結構重要な要素だと思うんですね。

英語は訓練。身に染みています。

 

そんな中、とある2人の日本人と出会いました。無難にAさんとBさんとします。

二人ともワーホリメーカーです。

Aさんは、英語を「上達」させたくてこちらに来ました。

当初、「日本人のいるところでなんか絶対働かない。ワーホリだから英語上達しなかったとか嫌だ。英語を上達させるためにここに来たんだ。日本語なんて絶対使わない!!」(うーん。どっかで聞いたセリフですねぇ(笑))とか、「日本人の友達なんて作らない!カナダに来てまでどうして日本人とつるまなきゃならないんだ!馬鹿げてる。日本人とつるむ人たちはどうかしている!」(気持ちはわかるけど、、放っておけばいいんじゃないかなぁ。。ワーホリなら目的は人それぞれだし、、つるみたくなきゃつるまないでいればいいだけで。。)

と言っていたので、この人はそのまま頑張れば上達するクチだな~と思ってみていました。

しかし、蓋を開けたら…ジャパレスのキッチンの仕事を偉く気に入り(オール日本語環境)、そこで働く先輩2人を崇拝して、一人は休日をともに過ごす健全な仲に、一人は夜の…(え?)

先輩2人とは日本語で会話をしているそうです。

本人曰く、「日本人と英語で話したって、どうせ間違ってるし、発音悪いし、何言ってるかわからないし、日本人の英語ってクールじゃないから、英語では話したくない」そうです。

 え、うん。。

え?

うん。。。

クール…?

え、なんかごめんね、間違いだらけで発音悪くて何言ってるか分からないクールじゃない英語で話しかけて。。(私は基本”お客様”が日本語で話しかけてこない限り英語を貫いています)

つーかクールな英語ってなに。

いや、わかるよ、たぶんあれでしょ、スラングとかそういう…

そして「職場の先輩が、英語を学ぶのに語学学校なんて必要ないし、ましてや英語環境で働く必要もない。必要なのは、夜飲み屋にいって、生きている英語を学ぶことだ。って言っていて、ものすごく納得したから、そうすることにした」と結ばれました。

 

え、飲み屋以外で発されている英語は生きていないのか?

とつっこみたくなった私は意地悪でしょうか。(笑)

きっと彼の言う英語の上達というのは、「クールな英語」の習得ということなのですね。

その彼の発する「クールな英語」がどんなに場違いでも、発音や相槌が日本語にしか聞こえなくても、スラングさえ使って入ればそれはcool!!(性格悪いって?知ってる)

 

クールな英語云々はさておいて、自分の得たいものが明確化されてそれを得るための手段を見つけられたというのは、目標を達成するうえでとてもいいことなのではないかな、と思うのでした。目標が曖昧で何をしていいかも分からないと、前に進むこと自体が難しいですよね。

 

ということで、Bさんです。

Bさんがこちらに来た理由は「(働きながら)英語を勉強して話せるようになりたい」。

なるほど。

そんなBさん、日本語でしゃべるときしか口を開かない!!!!

そして、どんなにゆっくり話しても、相手が誰であろうとも全く英語が分からない!!!!

最初は英語をしゃべることに慣れていないだけかなーなんて思っていたのですが、、甘かった。。

go, choose, How long~?, stay, when, going to, have to が通じない。

Bさんが英語を発する必要があるときは、Google 翻訳に日本語入力→翻訳された英文を相手に見せる。

ひ、ひ、ひ、筆談!?!?!?!?

間違うことなんて誰も気にしないから、英語を口にしてみなよ!とほかの人が促して、漸く発するようになったのはYes. すべてにYes. 内容わかってなくてもYes.

 

そんなBさん、語学学校に行くつもりはないそうです。

生活していれば英語話せるようになると思うから。

 

個人的にはそのまま突っ走ってみてほしい。数か月後、半年後、1年後の英語力がどう変化するのか。私自身ではもうその実験できないから。

 

 

とここまでつらつら書いたのは半分誰かに聞いてほしかったからなのですけれど(笑)

 

彼らを見ていて思ったのです。

英語学習(に限りませんが)をする上で必要なものって、やはり何かしら明確な目標設定と、それを成し遂げるためには何をどうしたらいいかの分析と、それを実行する労力なり勇気なのではないかな、と思いました。

実行なくしては目標達成はありえません。

私は口ばっかりになりやすいので(笑)、人の振り見て我が振り直せ、とはこのことかなと反省です。

 

目標はなんでもいいと思うのです。その目標を非難する資格は誰にもありません。

疑問に思うことはあっても、それは私の尺度でしかないので、本人を目の前に指摘したり、馬鹿にしたり、アドバイスしたりなんてしません。(こういうところで毒吐く癖に)

 

ある程度しっかりした目標をもって、それに向かって努力をすれば、遅かれ早かれ目標は達成できると思いますし、なかなか達成できなくとも、努力をした過程で得るものは少なからずあって、そのどれもが無駄なものではないと思うんです。

(って言いながら英検1級が無意味か否かについて書きたかったことを思い出した)

 

そんな私は、残り半年足らずでTOEFLのスコア100以上、もしくはIELTS8.0以上が目標です…というか必要なので、それに向けて頑張りますです。

(口ばっかりになりませんように!)

 

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写真はイエローナイフにオーロラを見に行った時のものです。

もしまた行く機会があるのなら、絶対レンタカーを借りようと心に決めたのでした。

肉眼より写真の方が鮮明に見えるという残念さ。。。